ごあいさつ

兵庫津

慶応元年ごろの兵庫港

神戸と牛肉との歴史は長く、江戸時代末期の慶応3年、江戸幕府が兵庫港(現在の神戸港)を開港場として外国貿易に門戸を開いたころまでにさかのぼります。

神戸市中央卸売市場西部市場は、その当時からの食肉流通拠点としての伝統を受け継ぎ、「黒毛和牛専門」の食肉卸売市場として今日に至っており、市民への生鮮食料品の安定供給源としての任を全うしてまいりました。

しかし、昨今のライフスタイルの多様化や消費者ニーズの変化、交通インフラの整備に伴い、食肉の流通形態も日々変化を遂げ、食肉卸売市場に求められる役割や機能も大きく変わろうとしているところであります。


私ども神戸中央畜産荷受株式会社は、刻々と変わる時代のニーズに迅速に対応するため、これまでの既成概念にとらわれることなく、常に柔軟で新しい発想を積極的に取り入れる姿勢を持ち続けたいと考えております。

また、同時に「適正な価格形成」と「生鮮食料品の安定供給」といった、卸売市場に求められる本来の機能を重んじ、「信頼される食肉市場」をモットーに、より多くの方に喜んでいただける市場作りに日々精進して参る所存です。

メリケンパーク

現在の神戸港

さて、当市場で主に取り扱われております黒毛和牛。その黒毛和牛の肥育技術は、他に類を見ることのない日本独自の文化であり、世界に誇る伝統技術であると確信しておりますが、その肥育技術の背景には、繁殖から肥育に至る生産段階での長きにわたる研鑽とご尽力があってのことは言うに及びませんが、その一方で流通や小売といった消費者側の意見も大きく寄与していることも忘れることはできません。

生産関係者と消費者との貴重な接点である卸売市場は、その肥育技術向上に欠かすことの出来ない重要な機能であると自負しております。


時代のニーズに答える「安心・安全」な食肉流通発信拠点として、そして世界に誇る黒毛和牛の肥育技術向上拠点として、今後ともいっそうの努力をして参りますので、弊社ならびに神戸市中央卸売市場西部市場をご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。




神戸中央畜産荷受株式会社

代表取締役社長  平井 良幸